宮古島の海神祭・ハーリーって何?
沖縄本島から南西に約300kmの距離にある宮古島。四方を海に囲まれ、周辺には、池間島・伊良部島・来間島があります。海とともに暮らしてきた島だからこそ、海の神に感謝し、豊漁を祈願する伝統の海神祭・ハーリーが脈々と行われています。
海神祭は旧暦の5月4日(ユッカヌヒー)に、宮古島の各地の漁港で1年間の航海安全と豊漁を祈願する伝統行事。「サバニ」と言われる沖縄の伝統的な行事で、木造の小型漁船でレースが行われます。
宮古島だけでなく、沖縄県内各地で「ハーリー」が行なわれますが、宮古島では参加者全員で「クイチャー」を踊ってからハーリーがスタートしたりと、他の離島とはまた違った海神祭になります。その後、海の恵みに感謝をし、航海安全と豊漁を祈願する「御願(うがん)ハーリー」が行われ、大漁旗を掲げた漁船のパレードが行われ、大漁旗をなびかせながら来場者へ自慢の旗を披露!それが終わると、子供や婦人会、各企業や学校関係者によるハーリーの対抗リレーが行われたりもします。
伊良部島のオーバンマイではカツオの切り身が宙を舞いますが、地域によっては、小中学生対象に船の上からパイナップルを投げ、子どもたちが泳いで取り合う余興もあり、子どもから大人まで楽しく参加できる伝統行事です!
海の神様も、人々が歓喜の声をあげて海辺でにぎわっている光景をきっと喜んでいることでしょう。ぜひあなたもこの地域に根ざしたお祭りを、お近くの漁港へ、ハーリーを見に行ってみませんか?
海神祭・ハーリーを行う漁港情報
- 開催日時
- 2018年6月17日(日) ※最新の開催情報は主催者までお問い合わせください
- 開催場所
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- 上野博愛漁港 宮国地区
- 島尻漁港
- 久松漁港
- 荷川取(にかどり)漁港
- パイナガマビーチ
- 狩俣漁港
- 真謝漁港
- 高野漁港
- 住所
- 沖縄県宮古島市上野 [上野博愛漁港 宮国地区]
- 問い合わせ
- 宮古島漁業協同組合 0980-72-2029
大迫力!伊良部島の海神祭はカツオの切り身が空を飛ぶ!?
宮古島の北西に位置する隆起サンゴの島、伊良部島。伊良部島でも海洋民族である池間民族が暮らす佐良浜の集落で盛大に行われます。伊良部大橋(全長3,540m)がつなぐ向こうには贅沢な自然と、今でも色濃く残る文化があります。それが“オーバンマイ”。伊良部島では鰹が大漁になった時、住民に大盤振る舞いすることをオーバンマイと呼んでいます。つまり、オーバンマイって「幸せのおすそ分け」って事なんです!
漁港につけた漁船の上から盛大にカツオの切り身をぶん投げられます。それをみんなでキャッチしたり、拾ったり。大盤舞いの時間が近づくと大勢の島の人や観光客がビニール袋や発砲スチロールの箱などを持って集まってきます。カツオの血で服を汚さない為中には雨合羽で完全防備の人も!大盤舞いが始まると集まった人たちは必死にカツオを追いかけます。ビニール傘を逆さにしてカツオをキャッチする人もいます(笑)
伊良部のなまり節を作って30年!友利かつお加工場からもオーバンマイ!
100年以上も続く「オーバンマイ=大盤振る舞いは」伊良部が育んだ島人の心根そのものと言えます。
伊良部島の佐良浜漁港で開催される海神祭のあと、工場直売店「海跨」にて、先着30組様(ご家族の場合は1家族1つとさせていただきます。)創業30周年祭で伊良部島から島の恵みをおすそ分け!離島の離島で長年大切につないできた素朴ながらも“上等品”をオーバンマイ!島の品々に触れて、少しだけ伊良部島を感じてみませんか?
軍艦マーチが鳴り響き、鰹のぶつ切りが舞飛ぶ佐良浜の海神祭名物「オーバンマイ」を体験した後は、友利かつお加工場直売店「海跨」でもオーバンマイ楽しんで下さい!オーバンマイランド伊良部島がアナタをお待ちしておりますよ♪